酒造り工程
1洗米
素早く丁寧に糠を洗い落とし、水分を吸収させる洗米と浸漬は、全てのもとになる最初の作業。
その年の米に合わせて理想の吸水を目指すことが良い酒造りの準備であり始まりです。
2蒸米
洗米の翌朝、昔ながらの木の甑で酒米を蒸します。
べたつかず、粘りと弾力のある蒸米を目指します。
3麹造り
麹室(こうじむろ)という部屋で、蒸米に種麹を散布し、温度や湿度管理のもと麹菌を米の芯まで繁殖させます。
『一麹、二酛(酒母)、三造り(醪)』という言葉の通り、酒造りで最も重要な工程です。
4酛(もと)造り
麹、蒸米、仕込み水に酵母菌を加え酒母(酛)を造ります。
酒母(酛)は発酵に必要な酵母を増やし、その名の通りお酒造りの土台となります。
5仕込み
タンクに麹と蒸米、水を入れ醪(もろみ)を仕込みます。
「初添え」、「仲添え」、「留添え」と3回に分けて仕込み、安全かつ確実に発酵を促します。
徹底した温度管理のうえ、状態に注視しながら醪をじっくり約1か月間育てていきます。
6搾り(上槽)
搾られたお酒は濾過と火入れで仕上げられ瓶詰め、皆様のもとに送り出されていきます。